「頬赤くなってんぞ?」


私の照れ隠しを見透かすように、悠真がそうボソッと嘆いた。



「頬赤くなってるって、誰が?」


私は咄嗟に自分じゃないと嘘を吐く。


「誰って、美莉亜!」


やっぱり、悠真にはバレてたかぁーーー。



「私より悠真の方が頬赤いから!」


「何むきになってんの?

俺は別に…


どう思います?生徒会長さん」



「俺まで巻き込むなよ~!
どっちの味方じゃない

焼そばパン買ってくるから、ここで待ってて」



逃げるかのように疾風の如く、この場をやりくりして小走りで去る生徒会長。





何でよりによってここなのよ~!