お昼に温かいラーメンを食べたり、10円レトロゲームをして遊んでいたら、気付けばもう夕暮れになっていた。
お店を出た頃には雪も降っていて、更に寒さが増している。
ふぅーとかじかむ手を温めていると
「車に戻ろう!それより今日、美莉亜ちゃんに伝えたいことがあって…」
「何?」
「それは着いてからのお楽しみ!」
行き先も分からないまま、車に乗ってから約15分。
クリスマスツリーがメインの大きな公園に着いた。
車から下りると、恋人達が皆仲良く手を繋いでいたり、しまいにはベンチでキスしてる人もいる。
「ごめん!私やっぱり、そろそろ行かないと…」
「あの子の所には行かせないよ
ちゃんと美莉亜ちゃんが返事に答えてくれるまで、帰さない!」
「でも…私を待ってる人がいるんです」
「いいから、俺に着いてきて」
優介くんに手を掴まれた私は、大きなクリスマスツリーの下まで連れて来られた。
「美莉亜ちゃん、よく聞いて?
俺は六年前から美莉亜ちゃんのことが好きです」
「ごめんなさい…
私、今好きな人がいるの
私にとってはとても大切な人
私も優介くんのことが好きでした
でも今は、本当にごめんなさい
優介くんの期待に応えられなくて・・・」
私は優介くんに別れを告げ、悠真のいる恋叶広場に急いで向かおうとした時…
「美莉亜ちゃん、ありがとう
今まで本当にありがとう
あの子の所に行くんだろ?
送っていくよ!」
今にも泣きそうな表情を浮かべている優介くんが、涙を必死に堪え、そう言ってくれた。
「優介くん、ありがとう!」
間もなくして恋叶広場に着くと、もうすでに六時を上回っている。
優介くんと別れてから、私は走って走りまくった。
イベントまだやってるかな?
悠真まだいるかな?
私の胸の高鳴りが次第に速くなっていく。
息が上がり胸が苦しい。
でも悠真に早く会いたい。
お店を出た頃には雪も降っていて、更に寒さが増している。
ふぅーとかじかむ手を温めていると
「車に戻ろう!それより今日、美莉亜ちゃんに伝えたいことがあって…」
「何?」
「それは着いてからのお楽しみ!」
行き先も分からないまま、車に乗ってから約15分。
クリスマスツリーがメインの大きな公園に着いた。
車から下りると、恋人達が皆仲良く手を繋いでいたり、しまいにはベンチでキスしてる人もいる。
「ごめん!私やっぱり、そろそろ行かないと…」
「あの子の所には行かせないよ
ちゃんと美莉亜ちゃんが返事に答えてくれるまで、帰さない!」
「でも…私を待ってる人がいるんです」
「いいから、俺に着いてきて」
優介くんに手を掴まれた私は、大きなクリスマスツリーの下まで連れて来られた。
「美莉亜ちゃん、よく聞いて?
俺は六年前から美莉亜ちゃんのことが好きです」
「ごめんなさい…
私、今好きな人がいるの
私にとってはとても大切な人
私も優介くんのことが好きでした
でも今は、本当にごめんなさい
優介くんの期待に応えられなくて・・・」
私は優介くんに別れを告げ、悠真のいる恋叶広場に急いで向かおうとした時…
「美莉亜ちゃん、ありがとう
今まで本当にありがとう
あの子の所に行くんだろ?
送っていくよ!」
今にも泣きそうな表情を浮かべている優介くんが、涙を必死に堪え、そう言ってくれた。
「優介くん、ありがとう!」
間もなくして恋叶広場に着くと、もうすでに六時を上回っている。
優介くんと別れてから、私は走って走りまくった。
イベントまだやってるかな?
悠真まだいるかな?
私の胸の高鳴りが次第に速くなっていく。
息が上がり胸が苦しい。
でも悠真に早く会いたい。