プレゼントを買い終えた私達は、カフェで休憩することにした。

お父さんには、灰色と水色のストライプが入ったマフラーで、お母さんには内緒だけど、お母さんには紐で結ばない針金式のピンクのエプロンを選んだ。


カフェに向かう途中、ふと私は思う。
お姉ちゃんや悠真に渡すプレゼント、どうしよう…

でもお姉ちゃんにこのお店行きたい!って言ったら、プレゼントのことバレちゃうよね。



「お姉ちゃん私ね、買いたい物があるの」


私のその言葉で、お姉ちゃんは足を止め後ろを振り返った。

「もしかして、悠真くんのプレゼント?」


「うん!そうだよ」

お姉ちゃんは、まるで自分の事のように嬉しそうにしていた。

ニコニコと微笑むお姉ちゃん。


「じゃあ、一階の○○カフェで待ってるね!」


「ありがとう!お姉ちゃん!」


その後二手に分かれた私達。
二人へのプレゼント何がいいかなぁ。


とりあえずお店に行ってみよう。





二階にあるオシャレな雑貨屋さんに入った。
店内には、今人気のあるぬいぐるみが目玉商品として置いてある。

お姉ちゃんが喜ぶ物って何だろう。

私は店内をウロウロしながら、気に入った品を手に取り見ていく。

これもいいな!でもこっちも素敵かも!

悩みながらも私は、お姉ちゃんに幸せがやってきますよーに!と願いを込め

二匹の黄色い小鳥がハートの鐘を突っつく置物にした。
このハートの鐘は、実際に鳴らせるみたい!


値段は2500円と少し値が張るけど、お姉ちゃん喜んでくれるといいな。


選んだ品を手に持ち、レジでお会計を済ませた。

次は悠真へのプレゼント買わなきゃ。



でも私の心の中ではもう決まってる。