拍手喝采の中、藤木くんが少し大きな声で口を開いた。


「じゃあ、そろそろポッキーゲームをして二次会に移りましょうか!」


「二次会行っちゃおう!」
「いぇーい!」
「楽しみだなー」


皆が声を揃えてる。

でもポッキーゲームって、あんな恥ずかしい場面を皆に見られるって事だよね…?

悠真とも目を合わせないといけないしなぁ~。
何だかやるせない…。

そんな事を思っていると藤木くんが慌ただしそうに、お菓子の入っているバスケット等をあさっていた。



「あれ…ポッキーが見当たらない」


「藤木くん、どうしたの?」


「沢山あったポッキーが無くなってるんだ
あんなにあったのに、一体どうして…」


藤木くんに聞かなきゃ良かった。
恥ずかしい事に、私ポッキーが大好きでほとんど食べちゃったんだ。



この場面をどう乗り越えたらいいの・・・