「夏海先生?何かあったんですか?」


「実はね、美莉亜ちゃんだけは、いくら深瀬くんに言うな!って 止められていても、話さないといけないと思ったの

少し時間あるかな?」


「はい!私なら全然大丈夫です!」


その後私達は…
夏海先生と秘密話をするように、体育館の外の廊下に出ては、体育準備室に入った。

体育準備室には、誰もいなくて、体育館から響く威勢の良い声だけが、届いて聞こえる。



体育準備室という一部屋だけあって、ほぼ体育に関係する物しかない物置。


跳び箱だったり、マット運動のマットだったり、平均台だったり、その他色々。


この場所に適した自己流の名前を付けるとしたら…



"エネルギー源" と名付けるかな。

この場所は静かで、秘密話には持ってこいだし、何かよく分からないけど落ち着く。


自分でも本当によく分からない。