「分かりました
それじゃあ私はここで!」
と そう心の中で言って去ろうと呟いたのに、言いたいことだけを私に言った篠塚蓮が、心の中がすっきりしたように、早々とチーム仲間に"悪いな!!" とだけ言って、合図を送りながら駆け足で自分のモチベーションに戻って行った。
何なの?
私の言いたい言葉を言わせないで。
少しは私の言いたいことくらい言わせてくれてもいいじゃん!
呆れるようにそう声を漏らした私は、何かを紛らわすように、さっき見かけたゆずきの元へ、バスケの試合の人に負けないくらい、一目散に向かった。
だって…
またバスケットボールが当たりそうになるのは嫌だし、怖いから。
それに…
私一度、顔面にバスケットボールじゃないけど、同じ形状のサッカーボールが直撃したことがある。
その時はまだ小学生だったから、笑って"大丈夫!大丈夫!"って、誤魔化していたけど、本当の所…
思った以上にそのサッカーボールがソフトで、あまり痛くなかった。
それとプラスして、加速が全然なく、ショボいシュートであったことが、何よりの救いであったのかもしれない。
それじゃあ私はここで!」
と そう心の中で言って去ろうと呟いたのに、言いたいことだけを私に言った篠塚蓮が、心の中がすっきりしたように、早々とチーム仲間に"悪いな!!" とだけ言って、合図を送りながら駆け足で自分のモチベーションに戻って行った。
何なの?
私の言いたい言葉を言わせないで。
少しは私の言いたいことくらい言わせてくれてもいいじゃん!
呆れるようにそう声を漏らした私は、何かを紛らわすように、さっき見かけたゆずきの元へ、バスケの試合の人に負けないくらい、一目散に向かった。
だって…
またバスケットボールが当たりそうになるのは嫌だし、怖いから。
それに…
私一度、顔面にバスケットボールじゃないけど、同じ形状のサッカーボールが直撃したことがある。
その時はまだ小学生だったから、笑って"大丈夫!大丈夫!"って、誤魔化していたけど、本当の所…
思った以上にそのサッカーボールがソフトで、あまり痛くなかった。
それとプラスして、加速が全然なく、ショボいシュートであったことが、何よりの救いであったのかもしれない。