「一体何があったの?
悠真くんとケンカでもした?」


「それがね…私…悠真に振られたの
さっき恋叶広場で″美莉亜が好きなんだ…″って 私に気持ちを伝えてくれたのに、私…自分でもよく分からなくて、悠真のこと信じれないって言っちゃった

そしたら悠真が″俺のことなんか忘れろ さよなら″って言ってた
現に私…夏海先生と悠真の噂が学校中で広がっている時…

嘘だって認めれなかった
自分に嘘ついてたの

どんなに友達に″信用してあげて!″と言われても、その気持ちに応えれないと思う

私は目の前から逃げているんだよ」


「美莉亜、何言ってるの?悠真くんは美莉亜のことを本当に愛してるんだよ?
お姉ちゃんに悠真くんがこっそり教えてくれたの

″俺が必ず美莉亜を幸せにします!
何があっても俺達のことを、優しく見守っていて下さい!″って………


それに人を愛するのに資格なんかいらない
その人を愛する気持ちが大事なんだよ…」



「お姉ちゃん!!」



私はお姉ちゃんに向かって、思いっきり抱きついた。

お姉ちゃんは私のことを優しく抱きとめて、よしよしと頭を撫でてくれている。