「美莉亜、辛かったね…
もう我慢しなくていいんだよ?
一人で抱え込まなくていいんだよ?

ちゃんとお姉ちゃんが傍についているから!」


「ありがとう、お姉ちゃん」

私とお姉ちゃんは、リビングの椅子に座り話し合うことになった。

お姉ちゃんが私の為に、オレンジジュースをコップに注いでくれている。

いつもは見せないお姉ちゃんの優しさが、今日に限って、天使のように思えてきた。



「はい!どうぞ」


「ありがとう!」


私がお姉ちゃんからオレンジジュースの入ったコップを受け取ると…

私はそれを一気に飲み干す。


″んんっー 冷たくて美味しい!″


お姉ちゃんが椅子に座り、私の飲みっぷりを目の前で見ながら話を進めてきた。