「何三人して話してんの?」


リュウが、楽しそうに会話をしている私達の顔を交互に見ては、話に割り込んできた。

楽しそうだから″俺も入れろよー!″と絶対心の中でそう思ってるはず!


「リュウ………」


「実はゆずきがね…」


「明日香止めて!」


「えっ、何々?気になんだけど?」


「何でもないよ」


「ふ~ん、そうなんだ!
それよりミリー、今日さ、早く学校終わることだし、映画一緒に観に行かないか?」


「私はほら、今日用事あるからいいよ!
ゆずき暇してるから、ゆずきと一緒に行ってきなよ~!!」


「ならゆずき!俺と一緒に行くか!」


「うんっ!!」


リュウが少し頬を赤らめ、いかにも照れ隠しをしながら去った後…

ゆずきが″ありがとう!″と私に耳打ちしてきた。






どうか二人とも幸せになれますよーに!!