「明日香、止めた方がいいんじゃない?
だって寝てるだろうし…」


「なぁ上野、止めた方がいいと俺は思うぞ?」


私は明日香の腕を掴んで、必死に止めにかかった。
起こしたら本当にまずいってー!

絶対私が悠真に責められる。

もう本当にどうしよう。

リュウも私に助け船を出してくれて、本当に助かる。



「ちょっと顔を見るくらいだから大丈夫だって!」


「ねぇ!だから止めなって言ってんじゃん!」


「何なの!?
二人して意味分かんないんだけど」


「ごめん…」


私の言葉を聞き流すと、すぐさま悠真の席に向かい、突っ伏している悠真の体を起こす明日香。







悠真ごめん・・・







もしこれが悠真じゃなかったらいいのになぁ。


なんてそう思っている自分がいた。