今日のレジでのお会計も悠真が払い、私には財布さえも出させてくれない。


″美莉亜には払わせないよ″


そう言って、ポケットから財布を取り出す悠真を見ると、何だか悲しくなる。

奢ってもらうのって、嬉しいようで、ちょっぴり申し訳なくなるよね…



私達はまだ学生だから割り勘でいいの・・・





頑張って働いたバイト代は、悠真が好きなことに使って欲しい。





私達はまだ恋人じゃないんだよ…?




どうしてそこまで私に愛情を注いでくれるの?






いくら好きだと言っても、恋人じゃない人には…

私だったら出来ない。






私が女性だからなのかなぁ…?