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太陽が東から西に下がり、地球の影が月と同化して、そして次の日になった。


朝早くに姉に起こされた私は、超がつくほどの不機嫌。

寝起きが悪いって姉は知ってるはずなのに…


やっぱり譲れないんだね。

妹を思いやる優しさでもあるのかな?




それから準備を整えた私達は、いつも通りのペースで学校に向かい、八時過ぎに校門の前に着いた。

姉はこの高校の卒業生でもある。

もし姉が他校からの生徒だった場合…
軽くあしらわれて、門前払いだろう・・・。




口うるさい何でもおしゃべりな姉だけど、学校に向かう途中の会話は自然で何だかワクワクした。




今日の姉は、いつもと何だか違う気がする。






何でだろう?