「おやまあ、こんなに若いのに本当にありがとうね

君は私の命の恩人だよ」


悠真がおばあちゃんを下ろすと、おばあちゃんはお辞儀をし、″ありがとう、ありがとう″ と感謝を述べていた。



悠真が ″もういいですよ!気を付けて帰ってくださいね″と おばあちゃんと同じ目線でそう言うと…


おばあちゃんは再び、コツコツと杖をついて
歩き去ってしまう。





おばあちゃんが最後に後ろを振り返った時のあの笑顔が…

本当に若々しくて、はり艶があって、とても素敵な笑顔だった。





まるで青春の頃に戻り

悠真に恋をしたみたいに・・・。