職員室についてノートを置く。




職員室を出てあたしは長谷川くんにお礼をいう。




「長谷川くんホントにありがとう!助かった!」




そう言って笑ってみせた。




「な、なぁ。お前、名前なんていうの?」

「え?あ、川口亜夢です。」



あたしの名前知っていてくれていると思った。




でも、長谷川くんは知らなかったみたいで、




「亜夢か、よろしくな♪俺の事は空人って呼んで!」

「え?いいの?」

「いいに決まってる!」





それからあたし達は仲良くなっていった。