「いや、謝るのは俺の方だから!」




そう言って笑う長谷川くんを可愛いと思ってしまう。




「ノート散らばっちまったな。」

「あ、だ、大丈夫。」



そういい、急いでノートをかき集める。



「ホントごめんな。」




そういってノートを拾ってくれる長谷川くん。




集め終わったあと、長谷川くんが心配そうに聞いてきた。



「怪我ねぇーか?」

「う、うん。大丈夫だよ。」

「手伝うよ!」




そして、あたしの持っているノートを半分以上持ってくれた。



「こんな重いのよく一人で持ったな!」

「日直だし。」




そう言って笑うあたしに、長谷川くんがこう告げた。




「俺がいつでも手伝ってやるから、だから無理すんな!」

「長谷川くん.......ありがとっ♪」




あたしもっと長谷川くんを好きなったよ。




「俺の名前知ってたんだ。」

「う、うん。」

「なんか嬉しい///」



そう言って笑う長谷川くん。