あたしは部屋に引きこもり毎日の様に泣き続けた。




コンコン.........




「亜夢?」




部屋をノックしてあたしを呼ぶママ。



「入るわね?」




ガチャ........




「亜夢、これ璃玖くんって子が届けに来たわよ。空人くんの病室の枕のしたから出てきたらしいわ。ここに置いとくわね?」




そう言って部屋を出ていくママ。





あたしはそれを手にしてペラペラと捲る。






それは一冊の日記帳だった。





癌だと告知されてからの空の日記。





ペラベラと捲り、読む。