あれからあたしは毎日の様に空のいる病院に通い続けた。




「空、プリン買ってきたよ♪」

「おぉ、やったね♪」




そうやって喜ぶ空は病人に見えなくて、嘘なんじゃないかって思ってしまう。




「う~うまい♡」

「空って本当にプリン好きだよね!」

「だって美味いもん♪」

「「はははははっ」」




そうやってお互い笑いあった。




「もう遅いし、亜夢今日はもう帰れよ。」

「えぇ、もう?」

「また明日来ればいいだろ。もう暗くなるし。」

「わかったよ。また明日来るよ。」

「あぁ。そうしろよ!」




そう言って笑う空にまた愛しいと思う。







「じゃぁ、帰るね。ばいばい。」

「おう!また明日。」





手を振りながらそういう空に寂しいと思う。