笑美があたしを連れて屋上に来てくれた。 「亜夢、ここなら泣いても大丈夫だよ。」 優しくあたしの頭を撫でなから言った笑美の言葉に、 あたしは今までの事を思い出し思い切り子供の様に泣いた。 「笑美ありがと、もう大丈夫だよ。」 「そっか。よかった。なんかあったらいいなよ?」 そして優しく笑う笑美。 もう大丈夫。 あたしは一人じゃない。 大切な友達がここにいる。