亜梨沙の体調に異変が起きたのは次の日から。
大量に吐いて、体力も落ち、5日後には起きられなくなってしまった。
医者には
「そばにいてあげて下さい。」
と言われた。
なぁ、亜梨沙、死んじゃうのかよ…。
「なぁ、亜梨沙、俺の事、好き?」
「好き……だよ……。しん……でも……ずっと……好き。」
痩せてしまった亜梨沙が弱々しく、答える。
「なあ、ありさ、一回だけでいいから、真人って呼んで?」
「真人…。ずっと好きだ………よ……」
ピーーーーー。
「え?亜梨沙?亜梨沙⁈亜梨沙ぁぁぁ‼︎‼︎」
「□☆時◇△分◎○秒。
蒼月亜梨沙さん
お亡くなりになられました。」