俺は急いで病院に向かう。

蒼月のお母さんは病院の入り口の所にいた。

「あのね、亜梨沙が、倒れたって。」

「え…?」

「もうどうしたらいいのかしら…」

「お母さん、しっかりして下さい!亜梨沙の方が辛いはずなのに、俺たちがここで泣いてたって何も変わらないじゃないですか!」

俺は亜梨沙のお母さんと一緒に病室に向かった。