激しく降っているハズの雨が止んだ。






顔を手で拭いたら、まだ雨が降ってる…じゃーなんで私だけ雨に…。






そう上を向いたら男の人が私に傘をさしてくれてた。





眼鏡をかけたクラスでいうならクソ真面目な委員長風な男性が。





「ぇ…あ…っ」



やだ。すごい恥ずかしい…。




「うち来い。」



え?



「台風が近づいてくる。危ない。」




そういい男は私の手を引っ張り進んでいく。





普段なら離してと、走って逃げてっただろう。





だって何されるか分からない。





このまま、されるがまま犯されて殺されるかも知れない。
(ニュースの見すぎかもしれないけど…)




でも…今の私は悲しみに溢れていて、どうしようもなくて…




何も考えたくない…




時間の流れに任せることにした。