「わかった。」




茶碗とお箸を置き、私の目をまっすぐ見る南波さん。


な、なにこの沈黙…家出ろとか言われるのかな...。



ドキドキという心臓の音が丸着声。もちろん私の。




南波さんはゆっくり口を開けた。




「僕と結婚してくれ。 」




.....................は?






「条件ないと住めない。かといってここを出ても行くとこないだろう。」






「...え、ま、そうですけど...」








それがどう結婚と繋がってんのよ。







「だから、結婚してくれ。」





「いや、意味分かんねーよ。」