私が、空を見るのは、辛いときや悲しいとき。

だからかも知れない。

私が見る空は、モノクロなんだ。

綺麗だなんて、思ったことなんて、一度もないんだ…

君にはバレているのだろうか?

この気持ち。

「…はい、綺麗ですよ。」

私は、嘘をついた。

周りの汚れとは、無縁そうな君に、こんな汚い本当の話をしてはいけないような気がして…

だから、嘘をついたんだ。