ふと、気づくと時刻はもう、7時をこえていた




やばっ!




「雪菜、そろそろ帰らなくちゃ!」



私は、焦って雪菜にそう伝えた



だって、もうこんな時間だし、うちの親心配性だから、やばい


地獄だぁ〜



(まぁ、嬉しんだけど…(笑))




「うそ!もう、こんな時間⁈」



私の言葉で雪菜も時計を見て焦っていた




「月谷くん。うちら、そろそろ帰るね!
ご飯ごちそうさまでした‼︎」




雪菜は、早口でそう言って私の腕を掴んで家を出た


そんな雪菜に私は…私たちはついていけなかった


月谷は「あ…あぁ」


私は、ただ黙っているだけだった




…あれ?


なんか、忘れているような…?



なんだっけ⁇





そう考えながらも、私は雪菜に腕を掴まれていたままだった



「じゃあ、ここで!
また、明後日学校で‼︎」



分かれ道で、私たちは別れた



私もそのまま「う…うん」と微妙な返事をして終わった