「あの〜
雪菜さん…実はお願いが…」


私は両手を合わせて雪菜を見た


・・・キモいだけだけど(泣)



「…どうしたの?キモいわよ」



グサッ

そんなにストレートに言わなくても…
まぁ、本当のことだけど…



「月谷に、鍵のことを聞いてみてくださいませんか?」



そう言うと、雪菜が黙り込んだ



・・・やっぱり駄目かな



「いいよ…ただし条件がある」



そう言って笑ってきた雪菜に私はゾクッとした



…こ…怖い雪菜ちゃん!



そう思いながらも、私は鍵のためだと思い渋々それに承諾した




…でも、それが後で後悔することになると言うのは、今の私に思いもしなかった