そして、昨日ナンパされたところに行ってみた
けど、鍵はどこにも見当たらなかった
どうしよ…このまま見つからなかったら
自分が地味子のメガネをかけていないのも忘れて探していた
それにしても、お母さんの怒った姿は久しぶりに見た
あの鍵は、私にとっては、大切なもの
なのにお母さんがあんなに怒るなんて…
って言うか、なんであの鍵は大切なんだっけ…
探すのを一回やめて近くの公園のベンチに座った
なんで、ないの(泣)
はぁ〜
他のものは、なくしたって別に良かったんだけど(まぁ、なくすのやは良くないけど…)あの鍵だけはずっとなくしちゃいけないと思っていた
…なのに、なんで、なくしちゃったの⁈
はぁ〜
「未来?」
後ろから、声がして振り返って見たら、
雪菜がいた
「…雪菜」
雪菜は私の顔を見るなり、驚いていた
なぜかと言うと、泣きそうになっていたからだ
「…どうしたのよ?」
っと、雪菜は優しく聞いてくれた
そして、私は昨日のことと鍵をなくしたことを話した