・・・なんでだろ?




自分でもわからなかった




「ねぇ、なんで?」



そう言われても、答えられなかった




「おい、聞いてる⁈」





そう言われても、なにも喋れなかった





「ごめん、用事があるから。荷物はありがと。それと、屋上でも…」




そうして、私は小走りになりながら、資料室を出た