そして、やっと二時間目が終わった





やっとだ〜(泣)




月谷が授業中ずっとこっちを見てきてたから、ずっと目をそらすのに必死だった





そして、授業が終わったら先生が次の準備のために私に“資料室からとって来てくれ”


っと言ってきた

いつもなら、めんどくさくていやだけど



今は、先生が神様に見える…




そして、私は月谷の視線を無視して資料室に行った




そして、廊下を通ると、私を知らない人が、まぁ知ってる人もいるけど悪口を言ってるのが聞こえた


まぁ、今はそんなことどうでもいい


って感じだった






資料室に行くと、先生に頼まれてたものを見つけた



…でも、それは一番高いところにあった




160ぐらいある私でも届かない…



あと、もう少しなんだけど…






「これか?」




「え⁈」



声がしたと思ったら、私の横から手が伸びていた



だれ?



…でも、聞き覚えの、あるような…ないような…





後ろを振り返ると、そこには月谷がいた





「げっ」



「なにが、げっだよ。取ってあげたんだ
から、感謝ぐらいしろよ」




「別に、頼んだ覚えはない」





そう思って、私は月谷から視線をそらした



「…可愛くねーやつ」




・・・そのくらい、自分だってわかってるもん



「地味子に、可愛いなんって言うんだ」



少し、月谷の言葉にイラついてムキになった



「…お前ってさ、本当に地味子なの?」




・・・え⁈



急に変なことを言われて月谷の方を向いた



…何言ってるのこいつ…