「...」
私は質問をしたのに一向に返事が来なかった
「...お姉ちゃん??」
ポタッ
え??!!
お姉ちゃんの顔を見ると泣いていた
「え!?
どうしたの??」
私があたふたしてたら、お姉ちゃんはまた私を抱き締めてきた
「...おね...も...て」
「へ??
なに??」
「お願い戻ってきて!!」
どきっ
私は下を向いてしまった
...お姉ちゃんは好きだけどでも...
「ごめんなさい」
「未来!!」
私はお姉ちゃんの身体を離して走った
ぶーー!!!
「未来!!」
「え...?!」
公園を出た私は信号を見ていなかった
一瞬何が起きたのかわからなかった
私の目の前には真っ赤にしたお姉ちゃんがいた
「...お..ねえ..ちゃん??」
精一杯の声を振り絞った
私は近づいて身体を揺すってみた
それでもお姉ちゃんは動かなかった
「いや...いやーーー!!!」
私はそれで気を失った