そんなことがあって、私は笑うことすらやめた
それで、学校のみんなからはさらに変な目で見てきたり誰も話しかけてこなくなった
...もう、これでいいんだ
そんなこんなで私は小五になった
クラス替えをしてもみんなの目は同じだった
でも、一人だけ違ったの
私がいつものように一人席に座っていたら
「私、斎藤雪菜!
これから仲良くしよー!!」
私のことを変な目で見てこないで笑顔で言ってくれた
でも、私は人とあまり関わりたくなかったから、それにいずれ仲良くしよっと言われても離れていくからなるべく仲良くならないようにしようとした
でも、雪菜はずっと私のことを変な目で見てこないし、ずっと笑顔だった
だから、私も雪菜の前では少しだけ笑えるようになった
でも、それが壊れ始めたの...私のせいで
私がいつものように家に帰ったの
もちろん家に帰ってもお母さんはいるんだけど、私とは話してくれないと思ってたの
でもね
「未来...ちょっと来て」
って、話しかけてくれたの
私はそれがすごく嬉しかった
お母さんが話しかけてくれた!!
今の私には嬉しくてのこのこお母さんの所についていった
そして、お母さんにつれてこられた場所は、入っちゃダメって言われてたお姉ちゃんの部屋だった
「...お姉ちゃんね、もうながくないんだって」
お姉ちゃんは寝ているから小声で言ってきた
お母さんを、みると涙を流していた
そして、それを言うなり私をリビングにつれていって
「あんたの...あんたのせいよ未来!!」
大声で言いながら、おもいっきり手のひらで頬を叩かれたの
「あんたさえ...あんたさえいなければ、未希は元気だったのよ!!
なんであんたなんて生まれてきたのよ!!」
そして、何度も叩かれた
でも、不思議なことに涙が出なかったの
でも、心の中は真っ暗だった
人間ってくだらない
何にも考えられなくなってたの
そして、気づいたらお母さんが倒れていて頬をおさえながら
「化け物!!」
怯えた目で私を見てたの
私は、自分が母を叩いたのだとわかったときにはもう、お母さんは怯えながらお姉ちゃんの部屋にいってたの
私は、無我夢中で家を飛び出してどっか走ってたの