なんで?



なんで、嘘つくの...



「嘘つき...」



目の前が真っ暗になった気がした



バンッ


それでも、私は家をとびたした


わからない道をただ走っていた


今日は、何回か走れば気がすむんだろ



はぁ、はぁ


どんどん息が上がってきた


でも、ただ真っ暗の道を走り続けた



『未来!』


だれ?

なんでずっと頭から離れないの



はぁ、はぁ

気がつくと知らないのに、なぜか懐かしいよう感じの公園にきていた


...


私は、そのブランコに腰をおろした


ギコギコ

ブランコの音を聞きながらも、目の前は真っ暗だった


なんか、何もかもが怖い


でも、よく考えて見れば記憶喪失だと、納得がいく



子供の頃の記憶が全くないなんて、今ではおかしいと考えて正解だ


小さい頃は、お母さんから子供は記憶があまりなくていいなど、いろんな事を言われてきた


私は、それを信じて疑わなかった



でも...今は...


記憶喪失...



私は、公園の砂場のところに行った


この砂場、懐かしいよう...


ここも、来たことがあったからかな...


過去の記憶...


私は、必死で思い出そうとした



でも、やっぱり無理だった



私は、恐怖と息苦しいような感じになった


た...すけ..て