~side田島未来~
もう、チャイムが鳴ってるのに雪菜は帰ってこなかった
...行きますか
私は立ち上がって屋上に言った
...入って大丈夫だよね
屋上のドアで止まっていた
けど、ドアからだと声などはしなかったので、寝てるのかなと思ってドアを開けたら
「...未来にはは、昔の記憶がないの、つまり記憶喪失なの」
え...
雪菜の声がしたと思ったら、私のことを話していた
なんで...雪菜がそれを知ってるの
私の、過去の秘密をわかるのは家族だけだった
雪菜とは、中学の時知り合ったのに
なんで?
考えていたら、ドアがしまる音がした
そして、その音に雪菜と月谷がこっちを向いた
「未来!!?」
雪菜は困惑表情でこっちを見ていた
「...なんで...」
私もよく、わからなくなってきた
記憶喪失ってなに?
なんで、雪菜が知ってるの
「未来...」
雪菜の方を見れなかった
「ゆ...きな
なんで...その事知ってるの
ううん...それよりも、記憶喪失ってなに?
私は、ただ昔の事を忘れただけだよ」
私には、小学校までの、記憶がないの
でも母からは、昔の事はみんな忘れてしまうからべつにたいしたことではないっと言われた
だから、別に昔の事を思いだそうとはしなかった
けど...
記憶喪失
「...それは...」
雪菜は、これ以上何も言ってくれなか
「ごめん...私先いくね」
私は、そう言って屋上を出た