~side斉藤雪菜~




ガチャ


未来が、屋上を出るのを確かめた



...さてと


私は、立って月谷くんのところに行った



月谷くんは、心地よさそうに寝ていた



よくもまぁ~可愛い未来を!!


「月谷くん、ちょっと話があるの」


そう言うと、月谷くんは、めんどくさそうにこっちを見た


...落ち着け落ち着け



私は、怒らないようにまずは大きく深呼吸をしていたら


「...で、なに?」


イラッ

ふぅー

「未来の事よ...」



冷静な声で言ったら、月谷くんはこんな話が来るとは思わなかったのか、驚いた顔をした


そして、ムクッと起きて私を見た


「で...なに?」



さっきとは違って冷静だった


「あの子のこと好きなの?」


「べつに...」


冷静に言われた


「それじゃあ、あの子にはもう近づかないで」


「...なんで、あんたに決められなきゃいけないわけ」



この前会ったときとは全く違う声だった


「...あの子には、幸せになってほしいのよ」


「...」