「無自覚やろ~」



「へっ!?
なんか言った?」

あんまり聞こえなかった


「なんでもないよ...それよりさ、何にする?」


すごーく気になる


まぁ、いっか!


「えーやりたくない」


「だから、それはダメでしょ」



「聞いてるか、田島?!」


急に先生の声がした

「...な...何がですか?」


もちろん、聞いていなかった


「よっし!
決定だ!!
じゃあ、男子でやりたい人ー」


知らぬにはなしが進んで、全く訳がわからなかった


「じゃあ」


はなしがわからないまま進められていた

そして、今そう言ったのは、月谷だった


な...なにが!?


「未来、実行委員にされてるよ」



雪菜の言葉でやっと理解した



え!

実行委員会とか、嫌に決まってるじゃん




...しかも、男子は月谷だし



「先生ー、龍がやるなら、私がやりたいで~す」



「私も~」


次々と、そう言ってきた


「あのな~お前らが田島を進めたんだろ
だったら、ダメだ
女子はもう田島で決まりだ!」



「え~~」


いろんな女子がそう言った


うざっ


そして、え~~とも言いながらこっちを睨んできているやつも...


はぁ~


馬鹿馬鹿し!


「雪菜、雪菜は何にする?」




私はそいつらを無視することに決めた