カチャ
...!
ホッとして、気がつくのが遅かった
月谷の手を見ると、鍵ではなく私の眼鏡とにたのがそこにはあった
嫌な予感がして
私は自分の顔を触ってみた
...!
そこにはあるはずの私の眼鏡はなかった
...じゃあ、まさか...
もう一度月谷の方を見ると、にこやかに笑って眼鏡を揺らしている月谷だった
「やっぱり...墓穴掘ったね笑笑」
サァッ
自分の顔の血が引いたような気がした
その隙に今度は三つ編みのゴムを取ってきた
「こっちの方が、かわいいよ❤
空ちゃん...いや、未来ちゃん」
うわっ
最悪だ...
もう、なにも言えないでいた
「なんで地味子になってるの?
変装?中身も結構明るそうなのに?」
そんなことを言われても、なにも答えられなくて黙っていた
どうしよう...
「なんか、答えてよ」
黙っててよ!
今考えてるんだから
キッと睨み付けた