キーンコーン


やっと、放課後になった


結局月谷は、あのあとは教室には来なかった



教室で、待っててもいいのかな...



そう思いながらも、屋上かもしれないけど、行くのが面倒だから時間が少したっても来なかったら、いこう




カチカチ


ガラガラ



何分したら、ドアが開いて見てみると、月谷が入ってきた


よかった...



月谷は、自分の席の机に座った



「で...話ってなに?」



そうだった!


自分が呼んだのに、忘れるところだった笑笑


「えっとね、鍵を返してもらおうかと...

この前は、鍵を忘れて帰ったから」


月谷の方を見てみると、なにを言ってるのかわからないみたいな顔でこっちを見てきた



「この前って、いつのこと?」


この前って言うか、昨日だよね



「きのうのことだよ!
忘れた?
わざわざあんたの家までいったんだから」


そう言っても、月谷は全くわからないって顔をしていた



...なんか、忘れているような...


自分でも何か忘れているような感覚になった



そういえば、昨日雪菜に言われて眼鏡などを取っていたような...



ヤバッ


そう思ったときにはすでに遅かった



「昨日、俺の家に来たのは、斉藤と三島だけど...?」