side 和輝



「お風呂ありがとーっ!」


そう元気よく言ってきた葉月。



「あぁ、いいよ。それより髪乾かせよ。風邪ひくぞ」



んな色っぽい顔してんじゃねぇーよ、バカ。



「はぁーい。和輝も入ってきなよ」


「お、おう」



和輝って呼ばれるのは初めてではないのだけれど…



いまだにドキッてする。



俺はいつのまにか乙女かしてしまったのだろうか……?