「いいの、沙羅?」


「いいょん。泊まりなよ。やっと会えたんだし。一緒にいたいじゃん?」



沙羅…ありがとう。



「沙羅大好き。ずっと親友だよ?」


「当たり前。そのかわり何か奢ってね?」


「え?」


「じゃあ、またねっ♪」


「え、ちょっと…沙羅〜!!」



逃げたな〜〜〜〜、沙羅。



まぁ、でも…



「ホントにありがとね。沙羅」



親友の後ろ姿にそう呟いた。