―――――葉月へ―――――



ごめん。


俺のこと怒ってるよね。


きっとお前がこの手紙を読んでる時、俺はもう日本にはいないんだと思う。


俺が病気だって言われたの、いつだったかなー。


結構前なのに、昨日のように感じるんだ。


葉月に何も言わなかったのは、泣かせたくなかったから。


お前には、笑ってほしかったから。


どんなに辛い時でも、お前の笑顔があれば大丈夫って思えた。