「そっか…。じゃあ、気を付けてね」


「…はい。さようなら…」



ダッシュで公園をでて、走って走って、家に帰る。



何かを忘れるかのように…



走って…走って。



家に着いて、靴を乱暴に脱いで自分の部屋に入る。



ドアに寄りかかり…座り込む。



こんな残酷な話聞きたくなかったよぉ…。



聞きたくなかった。



病気って言われて、先輩が死んじゃうんじゃないかって…怖かった。