「いや、来んな。お前に風邪移したくねぇ…」



そんなのどうでもいいよ…。



「…先輩。なんかやります」



先輩のおでこにあるタオルを取って、近くにあった氷水に入れて冷やす。



それを先輩のおでこの上にのせた。



そしてしばらく、それを繰り返した。



















「葉月…ありがとな!熱引いたっぽい」



さっきまでの赤みのある顔ではなく、いつもの顔色をした先輩がいた。