お母さんの言葉を聞いた時、信じたくなくて…部屋にこもって泣き続けた。



宮里家と中川家は隣同士。



親も仲が良く、自然と中川和輝とも仲良くなった私。



中川の最初の文字が“な”だから、私はなぁーちゃんと呼んでいた。



なぁーちゃんが引っ越したのが、小2の冬。



まだ、幼かった私は、なぁーちゃんが引っ越したのを受け入れられず、毎日なぁーちゃんの家に行った。



それでも。



インターホンを押しても返事はこなかった。