矛盾してるな…。



「和輝…、お前まさか…」


「なんもねぇよ。心配すんな。莉菜わりぃな。今日は無理」



咲哉の言葉を遮り、莉菜と体を引き離して言った。



「帰るわ」



今は、授業とかやりたくねぇ。


「でも、後二時間で終わるぞ?」



「わりぃな」



鞄を持ち、教室をでた。



気分は最高に最悪。



何も考えられず、真っ白な頭でついた下駄箱。