「うっ…く、沙羅…悔しいよぉ…」



さすがに、人がたくさん通るファミレス前では泣けず、近くにある小さな公園に移動した。



「葉月…笹川先輩のことだよね?」



小さく、頷いた。



「妬いちゃった?」



……………図星です。



「うん…。先輩は…、私といるときに女の人といるところ見たことないし…」



待ち合わせ場所の下駄箱に来るときだって一人だった先輩。



女の人と…関わってないんじゃないかな。って思ってた。