「コホッコホッコホッ……」


太陽はこんなに高くて、外では爽やかな風が吹いてるっていうのに。

その風に負けじと涼しい顔で言う美帆の神経を疑う。


「だって、あの顔で女の子の期待を裏切るサイズだったらダメでしょ。彼のプライドも傷つくし」


ないないないっ!!

そんなことない!!


あの顔で…ちょっと想像してみて顔が熱くなる。


てか、そんなのどうでもいいよ!あたしは!


「なに想像してんのよ」