学校では、11月も12月も、また大地と隣になった。



大地を嫌いになったわけじゃない。


だけどもう前みたいな期待は完全に消えていた。



普通のクラスメイトに戻った。

そう思えば楽だった。



でも時々、たまらなく苦しくなる時もある。私を好きだと言ったあの優しい瞳を向けられると、たまらなく胸が痛くなった。



そんな時は授業をサボった。


そうやって、私は逃げた。






毎日楽しい仲間と楽しいことをして、それでよかった。




完全に不良と化した私に絡んでくる人間は、学校には1人もいない。




廊下を歩けばみんな除ける。



それが滑稽だった。