不思議と、大和さんとのLINEは、話題を考えることなく楽にできる。

今まで、入学してから寄ってくる男の子は何人かいた。

でも、何があって変わったのか、私は晃と連絡を取らなくなった後、性格がガラッと変わり、冷めた性格になっていた。

誰からのLINEもめんどくさいとしか感じなくなり、楽しいと思える人もいなかった。


だけど、大和さんは何か違う――。












「じゃーねー!」

図書館の外に出て、愛は私達とは別の方向へと帰っていった。

「じゃー、私達も帰ろっか!」

美桜がそう言い、私達は歩き出した。