サ―――――――


雨が降り始めた。

雨の音と胸の音だけの世界。



「優ちゃん!あのね、「嫌だから!!距離おくのも別れるのも嫌だから!!」




「うん。ごめんね…私もやだ。」


「え!?」

優ちゃんは驚いた顔で私を見た。



「今日ね??夏美さんと歩いてるところ見たんだ…

でね?やっぱり夏美さんが好きなのかなって…思って…だから、」



「それは!!!「聞いたから大丈夫。


でも今度からは教えてほしいな…。」




「うん。約束する…


ごめんな。不安にさして。」



「私も…信じなくてごめんね。」



2人抱き合って、雨の香りが包む中、とびきり甘い仲直りのキスをした。