――――――…… ケータイのアラームの音が鳴り響く。 ――ピピピッ、ピピピッ……。 もう朝……起きなきゃ……。 眠くて目が開かない。 アラームを止めようと、手探りでケータイを探す。 てか、なに……? 首が締め付けられているように苦しい。 足が重たい。何かが乗っかっているような、そんな感じ。 身動きが出来ない。 まさか金縛り? まだ夢の中にいるの? 怖くなってあたしは、パッと目を開けた。