砂歩は歩きながら、あたしに質問を続ける。
「じゃあ、一緒に寝たことは?」
「うん、あるよ。ゆうべも……」
「うぇっ!?」
砂歩は、びっくりした顔であたしを見た。
「小さい頃から昼寝も一緒にしてたし、よくうちに泊まりにも来てたしね。それがそのままいまも続いちゃってる感じ……?」
3人で一緒に寝るのは、数え切れないほどある。
今日だって、朝起きたら……ふたりとも横で寝てたし。
「昼寝とかじゃなくてさ、その……ほら、ねぇ?」
「え?どういうこと?」
「あれしかないじゃん!……ま、華にはまだ早いか」
「へ?」
砂歩の言うあれって……なに?
あたしは意味がわからなくて首を傾げる。